80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

花見

 毎年恒例の花見に行って来た。当初は悪天候の予報だったが前線が下がった影響で天気は回復し、午後には青空が広がってかなり暑く感じた。それもそのはず気温は26℃を記録し夏日となった。ほんと今年は極端な天候が多く気温の上下が激しい。ただ気温が上昇したおかげで8分咲きだった桜も満開となり、いつも行く堤防の桜並木はとても美しい桜のトンネルだった。今回は長女がいないので物足りなさも感じたが、それでも家族での花見はやはりいいものだ。桜の下で弁当を食べながらあれやこれやの話をするそのひと時がとても楽しい。この場所で花見を始めてもうかれこれ20年近くになるため、桜の大木も年々勢いが衰えて来ているように感じる。堤防の周辺はこの時期黄色い菜の花に彩られそれが桜の美しさを引き立てていたが、その菜の花畑も今年は無くなっていた。自分が歳をとっていくように、いろいろなところが少しずつ変化していて、それに対しなんとなく物悲しさを感じるのは何故だろうか。美しく咲き誇る桜を見上げながら、いろいろ思いを巡らせた花見だった。