80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

安全を身をもって証明せよ

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原発汚染水の海洋放出を日本政府が決定したことについて『本当に大丈夫なのか?』という疑念を誰しも感じたことだろう。あれだけ地元が反対し、様々な意見が出ている中でのこの決定に反発するのは何も中韓だけではない。海洋放出決定に至るまでに東電及び政府が誠意を尽くしたかといえば到底評価できるレベルではなく、沖縄の基地問題と同様に始めっから海洋放出は決定事項なのだ。ただそれを時間を経ることによって批判を逸らそうとする魂胆が見え見えで気に食わない。今回IAEAアメリカが同調する態度を見せてくれているので、政府も強気でいるのかもしれないが、地元を納得させることもできていないのに、IAEAが認めているからと理由で海洋放出することはあってはならないことだ。汚染水が安全なレベルだというのならなぜ地元が納得しないのか、そこを考えないといけない。要するに地元は東電や政府を信じていないのだ。しっかりした説明もしていないのに『理解していただく努力をした』などと言って強行するのが政府の常套手段だ。害が無いというのなら政府の人間に飲ませればいい。海洋放出は彼らが飲んで安全だと証明した後ということでどうだろう。もちろんインチキは無しだ。ズルしたら切腹ということで。責任を取るということはそういうことだ。