80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

有事に際し

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 ゼレンスキー大統領が国会で演説を行なったが、こういったことを行える人間が日本の政界にいるだろうかと思うと絶望感に浸る。おそらく日本の議員の多くはゼレンスキー大統領が何を語るかと戦々恐々としていたに違いない。それを見越してか厳しい論調では無く、日本を持ち上げるような形で演説を行なった彼の能力はやはり大したものだと思う。

もし日本が米軍の庇護がない状態でウクライナと同じように攻撃されたら、政府の人間どもは『国民の命を第一に考えて』とか何とか聞こえの良いことを言ってあっという間に降伏しただろうと思う。有事の際に何ができるかが一番重要で、平時でさえその無能振りに辟易しているような連中ばかりでは到底難曲を乗り越えることは出来ないだろう。ましてや国民を鼓舞することなぞできず、どこやらの大統領のように国民をほっぽりだして自分が真っ先に逃げ出すようなことになるかもしれない。

とにかくまともな外交交渉を行える人間が居ないことが、何より致命的だと思う。