80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

岸田君ようやく

 遅きに失している感もあるがようやく岸田君がキーウを訪問した。しかしなぜいつもこういう外交の舞台で日本は必ず遅れをとるのだろうか。こういったことの根本的原因は判断力の無さと決断力の欠如に尽きると思う。今回の訪問も行かないよりはマシといったレベルで日本にとっての外交的成果はほとんどないと言える。逆にウクライナ側にとっては日本がはっきりとウクライナ寄りの態度を示したことの意味は大きいと思う。特に中国の習近平がロシアを訪問したタイミングだったしね。

どうも日本の政治家は私利私欲・党利党略に走り、国益に重きを置いてない様に思う。常に国益を損なう様な行動ばかりを繰り返し、それでいて偉そうな態度をとっている。まさに井の中の蛙で、ろくに外を知らない様な連中ばかりが政治を担っているのだからまともなことが行えるはずがない。そういう外交的失点の繰り返しの結果が日本の国益を損なっていることは明らかだ。

今回の岸田君のウクライナ訪問を『歴史的』と表現しているメディアもあるが、とんだお笑い草だ。あれを『歴史的』というメディアのプロパガンダぶりには反吐が出る。遅すぎると叩くならまだしも、その成果を誇張する報道ぶりを見ておめでたい国だなとつくづく思う。