80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

さらにもう一頭

 驚いたことに今日もヌートリア が掛かっていた。昨日『まだいるはずだ』とは書いていたが、こうやって実際に掛かってみると、『どんだけおるねん!』と呆れてしまう。ヌートリアは夜間から早朝にかけて活動し、川を泳いで移動しているので思ったよりも行動範囲が広い。それに繁殖力が強いので縄張り内で頭数が増えると、溢れ出る様に周辺に移動し被害面積が拡大する。なのでこうやって罠を仕掛けると次々と掛かることが多い。ただそれもある程度の数を捕獲するとさすがに警戒心が増してしばらく掛からなくなるが、他の場所から移動してきたものがあっさり掛かったりもする。なので罠に反応がなくなっても2週間ほどは放置して様子を見る必要がある。

今回はすでに5頭のヌートリアを退治したが、毎回同じ場所にヌートリアをお供えしておくと翌朝には確実になくなっている。今朝は少し離れたところに内臓だけ残されており、よくもまあ毎日喰うもんだと感心する。今は冬の寒い時期なので肉も長く保存できるのかもしれない。キツネかタヌキか何者か知らないが、5頭分のヌートリアがあれば結構な量になり生存率も上がるだろう。キツネが増えればヌートリア が捕食されて減るのでこれは歓迎したい。

我が家の近辺ではこうやって奇妙な食物連鎖が成り立っている。