80億分の1人としての、たわいもない日常を記す

トウモロコシは難しい


 毎年トウモロコシを栽培しているがこれがなかなか難しく、近年はうまくいかないことが多い。スーパーで売っている様な立派なトウモロコシが難なくできた年もあったが、とにかくトウモロコシは害虫被害に遭い易いので無農薬で栽培するのはひと苦労だ。害虫被害だけでなく雨が降った後に強風が吹けば倒れてしまうし、何やかやで結構手間がかかる。そうやって手間がかかる割に農薬を使用しないと害虫による食害でほとんど収穫できない時もあったりで、毎年『来年は作るのをやめよう』と思ったりもする。でも春が来ると良い収穫を期待してまたタネを播くのだから懲りないものだ。

そして今季はと言うと、一番初めに植え付けたものの生育がどう言うわけか異常に悪く、本来背丈程度まで生長するはずなのに半分にしかならず、それだけ矮小なのでトウモロコシ自体も20cm程度の大きさで完全に生育不良となってしまった。おまけに害虫被害もかなり出ていたのでこのまま置いておいても害虫が増殖し他のものが影響を受ける恐れもあるため、残念ながらこの畝ものは全部諦めて引き抜いてしまった。ただ、食害を受けていないものもいくらかあったのでそれらはヤングコーンとして収穫し、今晩のカレーの具にしたよ。これは美味かったね。

トウモロコシの畝はもう1列あるのでそちらに期待するしかないが、すでに何本も食害を受けているのでこちらもダメかもしれない。『そんなんだったら農薬を使えば』と、隣の畑のおっさんはあっさりと言うが、農薬を使わないと決めているから試行錯誤しとるんだわ。彼らにとって無農薬にこだわる自分は変人にしか見えんやろな。ま、それでいいけどね。